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おっさんはbuddhist

お釈迦様の教えは、宗教ではありません、調べて、確かめて、実践する教えです

ウポーサタという休みこそ、仏教の智慧

『「忙しい」を捨てる』より抜粋

 

ウポーサタという休みこそ、仏教の智慧

 

テーラワーダ仏教のの国には、日本と違ってウポーサタという休みの日があります。これは、満月、新月、半月(上弦、下弦)の日にありますから、月に4回あるということになります。ちょうど、皆さんの国の日曜日のようなものですね。

ただ、このウポーサタというものは、日曜日のような単なる休みではないのです。先ほどの例のキャンプに行く話ですが、たしかにキャンプに行けば、日常生活のワンパターンから解放され、一時的にあれ、脳が活性化されます。けれども、これもまたいつもの仕事とは違う刺激が脳に入ったというだけで、それほどすごいことではないのです、身体も疲れますしね。

 

それに対して、ウポーサタというのは、仏教徒がお寺に行く日です。お寺の中へ一歩でも入ったら、そこは俗世間とは違います。そこには儲ける、子どもの面倒をみる、家族の機嫌をとるなどといった世間の活動は一切ありません。それら一切の、俗世間の活動から離れた世界です。それは、私たちの心にとっては、劇的な変化なのです。

 

そしてお寺にいても肉体的に疲れることはありません。お寺で冥想をしたり、法話を聞いても身体が疲れることはありませんからね。しかし、心は劇的な変化を遂げます。お寺では、俗世間では誰しもしてくれないような、真理の言葉を聞けるのです。

 

例えばお寺で聞けるのは、どうすれば儲かるのかという話ではなくて、私たちの持つ欲が、どれくらい悪さをするかという話なのです。どうすれば、奥さんに気に入られるかという話ではなく、私たちの持つ愛着というものが、どれほど悪さをするかという話なのです。俗世間で私たちが聞くような話と、180度逆の世界の話なのです。

 

1日、お寺で過ごして冥想をしたり、法話を聞いたりする。これほど、私たちの心を進化させるのに好条件の環境は他にないのです。これは、高いハードルといえるかもしれません。けれども、それを乗り越えられれば、私たちの心は劇的に進化をする。そのような時間、環境を提供するために、ウポーサタの日というのは定められているのです。

抜粋終わり

 

 

生活や仕事に追われている人々にとって、刺激的な題名の本ですね。