おっさんは仏教徒

お釈迦様の教えは宗教ではありません、調べて、確かめて、実践する教えです

ブラック企業など、本来は存在しない

私の周りでも、長時間労働、タイムカードが無い会社、少人数の過重労働の話はよく聞きます、結果的に雇用者の体や精神が壊れてしまったら、悪行為をしているのでしょう。

 

大きな企業なら、たくさんの人を雇用しているので、大きな悪行為になってしまいます。

 

長老の見解を聞きます

 

『「忙しい」を捨てる』 より

 

ブラック企業など、本来は存在しない

 

日本では最近、「ブラック企業」というものが問題になっているのでしょう?あんなもの、私に言わせれば、搾取そのものであって、そんな企業の社長は泥棒も同然なのです。まぁ、こんなものが悪いというのは社会の常識の範疇で説明できますから、わざわざ仏教の智慧を持ち出すまでもない問題だと思いますが。

 

1つ言わせてもらうなら、ブラック企業のように社長が社員を搾取して、極限までこき使って、それでその企業は順調に成長するのでしょうか?短期的な成功ならあり得るかもしません。しかし、それが三菱、トヨタといった、長い歴史を持ち、社会的に信用のある企業になるでしょうか?

なりませんね、多くの場合、社員たちは極限までこき使われることによって、身体を壊したり、精神病になったりするのです。そして、そのことがマスコミなどによって明るみに出れば、当然、社会からその企業は糾弾されるでしょうし、そうなればその企業のブランドイメージはがた落ちです。

ですから、ブラック企業が進化することはあり得ません。ブラック企業には、ただ退化し、衰退する運命が待っているだけなのです。

会社の有り方について、ヨーロッパのように休みが長いのがよいのか、それとも日本のように長時間労働をしたほうがよいのかと、皆、議論したがります。私がその問題を取り上げたのは、どちらが正しいと言うためではないのです。柔軟性がないと生存できない、と強調するためです。会社のことを人間に関係ない大切な組織として見ているから、議論しても答えが出ません。

 

ここで仏教的な立場を説明します。

 

もともと会社という組織は、自然法則とは関係なく、人間の価値観で作った組織です。人工的な組織は、生命の法則に合わせなくてはいけないのです。「会社は大事」ではないのです。「なんとしてでも、会社を守らなくてはならない」のではないのです。大事なのは人間です。人間の幸福のために、会社という組織をつくったのです、その組織が人間に幸福を与えないならば、存在する価値のない組織になります。

 

会社を維持管理するのは人間です。会社で働くのも人間です、人間が人間のために働いているのです。それを忘れてはいけないのです。

 

人間は「生命の法則」によって変化するものです。頭でっかちにノルマを押し付けても、生の人間にはそれに対応できる場合も出来ない場合もあります。会社で働くのは人間である、という事実を忘れる会社は崩壊します。人間の幸せを考える会社組織は、長持ちします。

抜粋終わり

 

よく言われることですが、利潤を追求する会社で大事なことは「ヒト、モノ、カネ」です、この順番です。

「カネ、モノ、ヒト」の順番だと、おかしくなる場合があります。

 

時間感覚の見直しに本書をぜひどうぞ

刺激的題名です。