おっさんの仏教メモ

テーラワーダ仏教をいろいろ考えるおっさんのメモ

お盆といえば「餓鬼事経」4

「死者たちの物語」 

パーリ語「petavatthu」(ペータヴァッツ)

 

小さなころ、「お盆には、亡くなられた方が戻ってくる」と、大人から言われました。

 

仏教では、とくにお盆と限定しなくても、人間とやりとりできる餓鬼(幽霊)が、人間と出会い、悲喜こもごも、いろんなやりとりをします。

 

餓鬼は死者でもあり、幽霊でもありますので、亡くなられた方に出会うというお盆の趣旨にかなってます、というか、お盆の源流はペータヴァッツなのですが・・。

 

読みました、お盆に読むのはとてもいい本です。

 

 

 

死者たちの物語―『餓鬼事経』和訳と解説

死者たちの物語―『餓鬼事経』和訳と解説

 

 

 

はじめに

一部引用します

『餓鬼事経』は、ペータ(peta死者・餓鬼)を共通のテーマとして、全部で51の偈経というか物語を編纂したお経集です。物語の多くは、前世で悪業をなして餓鬼界に生まれた者、(いわゆる幽霊)が人間の前に姿を現して(不思議なことに、『餓鬼事経』に登場する人間たちは餓鬼を見ても怖がりません)、自分が前世で行った悪業と今受けている苦しみから救ってほしくて、人間に功徳廻向を頼みます。その場合は人間も心得たもので、たとえばお布施をして、その功徳を餓鬼に廻向して救ってあげます。

 

 

物語を徹底的に貫いているのは、「善因楽果」「悪因悪果」「因果応報」です。

ここに、ひとつのブレもありません。

 

読むと、悪いことから、とっとと離れて、善いことを積まなくっちゃ、という気になります、その気にさせることが、このお経の目的なのだと思います。

 

充分、その気にさせる本でした。

 

生きとし生けるものが幸せでありますように。

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