おっさんの仏教メモ

テーラワーダ仏教をいろいろ考えるおっさんのメモ

慈経(メッタスッタ)を覚える(5)第二偈 第一行

第一偈と第二偈は、本を見なくても暗唱することができるようになりました。

 

下記の本のCDでは、スマナサーラ長老の声で聴くことができます。

歌のように聞こえます。

 

 

歌のように聞こえるので、節回しで感覚的に覚えることができます。

スリランカの方には、この節回しは違和感を覚えるかもしれません。

他のスリランカのお坊様は、特に節回しはなく、平らな調子で唱えます。

 

テキストでは、インドでは言葉の遊びとして、偈(詩)を作る文化があり、お互い競って詩を作ったとのことです、ですから、この慈教も、お経というより、きれいに格言のように揃えられた詩のようになっています。

適当な詩ではなく、ひとつひとつの言葉の表現までも、厳密に計算されて作られています。

 

ですから、これはお経というよりも詩ですね、詩なら親しみやすいです。

 

慈経は味わい深い詩なので、ゆっくり進めます

 

第二偈

 

サントゥッサコー チャ スバロー チャ

アッパキッチョー チャ サッラフカヴッティ

サンティンドゥリョー チャ ニパコー チャ

アッパガッボー クレース アナヌギッド

 

 

第一行だけやります

サントゥッサコー チャ スバロー チャ

 

分解します

 

サントゥッサコー

足ることを知り

 

チャ

そして

 

スバロー

養いやすいもの

 

チャ

また

 

続けます

足ることを知り、そして養いやすいもの

 

まだまだ慈悲の実践はさせてくれません。

心構えを説きます

 

「足ることを知り」

お金が欲しい、お金が欲しい、と言いますが、では、いったいいくらあればいいんですか?と聞くと具体的に答えられない。

 

「あればあるほどいい」、と、返されそうです。

 

人間の欲はきりがないです。

 

きりのない欲がある状態って、現状に不満だらけなんでしょう、不満だらけの状態では、慈悲の実践はできません。

 

具体的に金額を答えれる方は、その目的に向かっている、足ることを知っているので、落ち着いていて、まだいいかもしれません。

 

有るもので満足する人、足ること知っている人は、不平不満もなく、おだやかで、慈悲の実践をする準備ができてます。

 

 

「養いやすいもの」

世間話で、旦那さんが奥さんのお料理に文句を言う話を聞きます、「文句言うんだったら作らなくてもいいのに」と言うと「姑がうるさくて・・」です。

 

面倒くさい旦那です。

 

不平不満たらたら言う人は面倒くさいです、そういった面倒くさい方も慈悲の実践はできません。

 

本物の出家のお坊様は、在家からのお布施のみで、出された食事を食べるだけです、基本的にホームレスですから、在家が用意したところで過ごします。

まったく不平不満も言いません。

まったく手がかかりませんので、南方の国々では、ひと家族で、お坊様を一人養うことができるといいます。

 

万が一不平を言ったら、在家を大変困らせることになります、というか不平不満を言い、在家を困らせるのは本当のお坊様ではありませんね。

 

だから、不平不満を言わない、気を使わない、手がかからない、面倒みやすい、養いやすいという方は、穏やかな方に違いないので、慈悲の実践に向いています。

 

慈悲の実践の道は、けっこう厳しいですね。

 

すみません、まだ一行です。

 

生きとし生けるものが幸せでありますように。