おっさんの仏教メモ

引っ越ししました。

良寛さま(9)良寛さまの戒語

「続良寛さま」より

 

良寛さまはまた方々の家から頼まれて人の戒めになるようなことを箇条書きしてやりました。しかしそのようなものを書くにも良寛さまは自分の好まないことや、自分の嫌いなことを一つひとつ書きならべるぐらいのものでした。そのようにして書いた戒語は今でもあちらこちらに大切にしてありますが、その多くは人との話し方や人との応対のしかたに関するものです。

いまここに良寛さまの書いた戒語の中から、わかりやすいことを幾つか拾い出して見ましょう。

 

一、ことばのおおき。

一、口のはやき。

一、とわずがたり。

一、さしで口。

一、てがら話。

一、人の物いい切らぬうちに物をいう。

一、こと葉のたがう。

一、よく心得ぬことを人に教うる。

一、はなしの長き。

一、自まん話。

一、いさかいの話。

一、へらず口。

一、たやすく約束する。

一、ことわり(ベンカイ)のすぎたる。

一、その事をはたさぬうち此の事をいう。(一ツノ事ヲ話シキラナイウチニ他ノコトヲイウコト)

一、人の話のじゃまする。

一、悪きと知りながらいいとおす。

一、物知り顔にいう。

一、へつらう事。(ムヤミニ人ノ気ニ入ルヤウナコトバカリイウコト)

一、あなどる事。(人ヲバカニスルコト)

一、人のかくすことをあからさまにいう。

一、顔をみつめていう。

一、推し量り事を真事(まこと)になしていう。

一、ことばとがめ。(人ノイイチガエヲムヤミニトガメルコト)

一、さしたることもなきをこまごまという。

一、いきもつきせず物をいう。

一、くちまね。

一、ねいりたる人をあわただしくおこす。

一、よく知らぬ事を憚りなくいう。

一、くれて後人にそのことをいう。(人ニ物ヲヤッタ後でソノコトヲ相手ノヒトニイッタリ、外ノヒトニ話タリスルコト)

一、おれがこうしたこうした。

一、人にものをくれぬ先に何々やろうという。

一、ああいたしました、こういたしました、ましたましたのあまり重なる。

一、時ところにあわぬことをいう。

一、人をうやまいすぐる。

一、人のことをよくも聞きわけずこたえる。

一、人のねてからの大ばなし。

一、此の人にいうべき事をあの人にいう。

一、かけごとをいうてよくば、それにむかいて。(カゲデ人ノワル口ヲイッテイイクライナラソノ人ニ向カッテイウガイイ)

一、その人にそうおうせぬことはいわぬがよし。

一、めづらしきこともあまり重なりたる。

一、客の前に人を叱る

一、子どもをたらかし(ダマシ)すかして(キゲンヲトッテ)なぐさむ(オモシロガル)

一、おかしくもなき事をわらう。

一、人のいやがるおどけ。

一、人の顔を見ずして物いう。

一、くびをねじりてりくつをいう。

一、口のうちでものをいう。

一、かえれというてかえさぬ。

一、くれるというてくれぬ。

一、うれいのある人のかたわらに歌うたう。

どれもこれもお互いに気をつけていいことばかりではありませんか。

 

けっこうあります。

 

気になるのは「かげぐち」ですね。

その人がいないところで、その人の陰口を言う。

本人に向かって言ったらどうですか、ということです。

 

「口のうちでものをいう」

たぶんひとり言でしょうか。

私は思い当たります、注意ですね。

 

「こどもをたらかしすかして・・・」

こども好きの良寛さまは、いつも子どもと接していても、子どもをだましてとか、ご機嫌をとるとか、そういったことを面白がることは決してしなかったのでしょう。

 

子どもをバカにする行為になります。

 

きちんと、子どもの人格と真正面から向き合う良寛さまが想像できます。

 

 

注意しないと、口って、自分の意思とは関係なく、勝手におしゃべりすることがあるので、それこそ注意ですね。

 

 

生きとし生けるものが幸せでありますように