おっさんの仏教メモ

引っ越ししました。

アビダンマ予習  摂離路分別  臨終時の所縁の出現

まだ、習っていないセクションです。

 

前日のブログで、離門の「業、業相、趣相」「因果、業、輪廻」について書いてるうちに、もう少し詳しく知りたくなったので、まだ習ってないところを見てます。

 

本をパラパラめくっていたら、摂離路分別に「業、業相、趣相」の単語が出てきました。

 

摂離路分別の前に、摂路分別についてです。

アビダンマッタサンガハより引用

Ⅳ摂路分別

§1趣旨

「心生起の(受の摂などによる)最上の(雑)の摂を、以上のように為し巳って結生(時)・生起(時)の中、前(心)・後(心)が決定された、生起という摂を地・人の別とともに、それぞれ生起に従って、略して私は説くであろう。どのように(生起するの)か」

 

道のようである。故に、五門引転ー眼識ー領受などの心相続を路と称し、それに対する分別を示す章であるから、摂路分別というのである。

 

 「法則によって順番に生じる流れ」とありました。

心の決まった法則のことです。

 

 

摂路分別のセクションが終わると、摂離路分別になります。

 

これも引用します。

 

Ⅴ摂離路分別

§1趣旨

「以上のように、路心による生起(時)における生起という摂が述べられた。今から結生(時)おける(生起という摂)が説かれる」

 

結生・有分・死の作用をする19心は、巳に述べた路心とは異なることから離路という。この離路心について説く章が摂離路分別である。

 

結生時における生起という摂とは、主として結生について説かれるから、このように称されるが、有分や死についても説かれるのである。

 

 

私が興味を持った部分は「死の今際」の話なので、これになりますね。 

 

§2から§32まで飛ばして「業、業相、趣相」の単語が出てくる部分です。

アビダンマは淡々と説明します。

 

§33臨終時の所縁の出現

「次に、そのように死ぬ者の臨終の時、それぞれ適当に直面する、直後の有に結生を生じさせる業が、或いは、その業をなすときに己に得られた、及び手段になった色などの業相が、或いは直後に生じつつある有において得られるべき、及び受用の趣相が、業力に基づいて六門のいずれかに現れる」

 

 

解説も淡々としてます。

信ずる信じないは別にして、アビダンマは「こうすると、こうなるんだよ」と説明します。

 

解説です

種死の中のいずれかによって有情は死ぬが、その臨終のときになると、業、業相、趣相の中、いずれかが所縁として現れるのである。つまり業が現れるときには業が、業相が現れるときには業相が、趣相が現れるべき時には趣相が、というようにそれぞれ適切に現れるのである。

それらの中、業が所縁となる場合には、来世の有に結生異熟をもたらし得る多くの善・不善業の中のいずれかが所縁としての機会を得るのである。次に業を為すときに見たり聞いたりしたあらゆる所縁を業相という。それらの所縁は具体的に色などの6所縁であって、それらの中の何れかが得られるのである。そしてこの業相には、己に得られた業相と手段となった業相の2種があって、その中、業の為される対象、つまりその際得られる所縁の中の主となるものが、己に得られた業相であり、業を為すための手段、つまり主となる所縁に従属して、これを成就させるための道具となった所縁が手段になった業相である。

例えば、仏に花を供える場合、仏は己に得られた業相、花は手段となった業相であり、動物などを殺す場合には、動物などは己に得られた業相、刀や網などは手段となった業相である。

次にこれから往生する地に得られる、すべての所縁を趣相という。この趣相にも、得られるべき趣相と、受用の趣相の2種がある。この中、得られるべき趣相とは、その人が人間界に生じるならば母胎、地獄に生じるならば地獄、餓鬼ならば森・山・川など、欲界天ならば天界である。受用の趣相とは、それぞれの生じる地に得られる種々の受用物、即ち、屋内や屋外にある物、従者、野犬、鳥、地獄の火、天女、天食などである。

以上の業、業相、趣相が現れるのは、それに基づく善・不善業の力による。つまり力のによるのである。それも色所縁ならば眼門に、声所縁ならば耳門にというように、六門のいずれかに現れるのである。

 

 

死の間際、今までやってきた、善業、不善業が、いよいよ結果を出しに来る、というニュアンスで取ってしまいそうです、これでいいのでしょうか?

 

「旅立つ」ことでもあります、これからの旅の準備に心が向いているのでしょう。

どうせ旅立つなら、明るくです。

明るい心で、次の目的地を目指したいです。

 

明るく旅立つためには、やはり元気なころの善業がものを言うんでしょうね。

 

お幸せでありますように

 

 

参考にした本

 

アビダンマッタサンガハ―南方仏教哲学教義概説

アビダンマッタサンガハ―南方仏教哲学教義概説